2017年の個人的ベストアルバム第1位は?「Automaton」
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年も明け新たに2018年がスタートするが
去年聞いたアルバムの中から
個人的なお気に入りを20枚セレクト
カウントダウン方式で発表していたのだが
年が明けてしまったので急いで続きをやっていこうと思う。
今回紹介するのは遂に第1位の作品です。
Jamiroquai「Automaton」
発売日は2017年3月31日
評価は☆☆☆☆☆
今でもCMで使われる名曲「virtual insanity」で
有名な英国のバンドの9枚目のフルアルバム。
前作からなんと7年ものインターバルを取った作品だが
主要メンバーは変わっていないので一安心と言ったところで
内容も待たされた甲斐があった中毒性の高い素晴らしい作品だった。
1.「Shake it」評価☆☆☆☆☆
一言でいえば素晴らしいオープニングチューンである。
割と緊張感のある鍵盤のループでスタートする
最初のヴァースだが徐々に差し込まれていく
シンべ?と鍵盤などの各楽器のレイヤーがヤバい。
サビでは彼らしい必殺のメロディーが炸裂も
後ろではブイブイとノイズがウネリまくっていたりして
キャチーではあるがポップ過ぎない味付けである。
最初のサビを超えると一気にバンド然とした音像になり
グルーブ感が出てくる、ストリングスの使い方などはサスガである。
またギターのフレーズがナイル・ロジャース先生のようで◎。
2.「Automaton」評価☆☆☆☆☆
ヴァース部でのクセになるフレーズの鍵盤のループに
サビでのスぺーシーな電子音成分が高まる音色は新鮮だ。
相変わらずPVも秀逸で映像があるとよりSEのような音が映える。
3.「Cloud9」評価☆☆☆☆☆
前の2曲はスぺーシーな音像だったが、
どうやら地球に降り立った様子で雰囲気が違う。
リラックスした感じの歌とグルーブからは
AOR感も滲んでいたりキャッチーだが
哀愁成分を含んだメロディーだったり
大人の余裕、色気を感じる中毒性のある曲。
4.「Superfresh」評価☆☆☆☆☆
この曲ではのっけから飛ばしてくる印象。
エフェクトのかかった歌とEDMぽい音使いに
従来の黒さをまとったグルーブ感溢れる演奏が
バランスよく融合している。
EDMから最後はディスコやファンクに
着地させる感じが素晴らしい。
5.「Hot Property」評価☆☆☆☆☆
電子音飛び交うイントロはまたもスぺーシーな雰囲気。
鍵盤の音色がややチープで80’sな香りも漂うが
後半からは跳ねまくるベースとギターのカッティングで
ファンキーな生のグルーブに支配される。
6.「Something About You」評価☆☆☆☆
従来の路線に近い手触りのわかりやすい歌メロが
映える曲でここでもサスガのストリングス使いを見せる
コーラスや鍵盤の音色やサウンドスケープでこの曲もAOR感がある。
サビ前の鍵盤の音色が結構印象的ではあるがやや地味か。
7.「Summer Girl」評価☆☆☆☆
パーカッションからスタートするイントロに
ウネリまくり跳ねまくりのベースと
チャカポコフレーズのギター
余裕すら感じるドラム捌きでまとめた
演奏はグルーブ感と楽しさに溢れる。
歌メロのキャッチーさも加わって即効性は抜群である。
8.「Nights Out In The Jungle」評価☆☆☆☆
イントロのベースラインがどことなく
ブルゾンちえみの「35億」の曲に聞こえなくもない。
そのベースのループで乗り切る序盤は非常に地味で
フレーズが嫌いだった場合は
歌が散発的なこともありスキップ必至である。
結構な頻度のスクラッチとギターの音色とフレーズが秀逸。
9.「Dr Buzz」評価☆☆☆☆☆
ファルセット炸裂の歌のメロディーの美しさと
ベースラインの上を自由に飛び回る電子音や鍵盤といった印象だが
終盤ではウネリのあるグルーブへと変化していき
ブラスなども入ってきて黒い音へとシフトしていく展開
ドラムで締めるアウトロもセッションぽくて良い。
10.「We Can Do It」評価☆☆☆☆
淡々とした印象を受けるベースラインのループに
ドラムの生々しい音に寂しいメロディーの歌が乗る。
「ホテル・カリフォルニア」を彷彿させる
ギターの音色とフレーズでメロディーの哀愁度も倍増。
11.「Vitamin」評価☆☆☆☆☆
ウネリのあるフレーズと音色が抜群にカッコいいベース
ハイハットの音が心地よいドラム捌きが目立つ
BPMも高めの疾走感のあるグルーブの曲。
中盤からはアバンギャルドなブラスとストリングス
ファンキーな鍵盤も加わりスリリングな展開に。
12.「CARLA」評価☆☆☆☆☆
この曲もハイハットの刻みが気持ちよく
ループする鍵盤のフレーズとかみ合わせがいい。
ガラスがクラッシュするような音色だったり
チャカポコギターとカッティングフレーズが
差し込まれる音がいちいちカッコイイのだが
終始ドラムに耳がいってしまうカッコよさと
そこそこキャッチーな歌メロで非常に聞きやすい。
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