2017年の個人的ベストアルバム第4位は?「Another Day」
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年も明け新たに2018年がスタートするが
2017年に聞いたアルバムの中から
個人的なお気に入りを20枚セレクトし
カウントダウン方式で発表していたのだが
とうとう年が明けてしまった・・・。
今回紹介するのは第4位の作品です。
韻シスト「Another Day」
発売日は2017年7月19日
評価は☆☆☆☆☆
1998年結成の大阪をベースに
活動するヒップホップバンドの
7枚目のフル・アルバムが本作である。
歴代作品の中でも1,2を争うポップさで
リラックスした作風が心地よく
コンパクトにまとまった各曲の長さも絶妙で
通しで聞いた回数は今年1番かもしれない。
1.「Intro」
う~む、イントロ・・・短すぎて評価不可。
2.「Don’t Leave Me」評価☆☆☆☆
アルバムに先行して配信されていたリードトラックの一つで
印象的な冒頭のコーラスと曲全体に漂う
ラブ&ピースな雰囲気がポップにまとまっていて
非常に聞きやすく、とっつきやすい。
甘く切ないメロディーを奏でるギターのサウンドは
オブリ、バッキングを含めてとても心地よい。
3.「ピースマインド」評価☆☆☆☆
この曲でも全編に渡りラブ&ピースな雰囲気
この曲ではほんのり切なさをまぶした
メロディーのギターがつくるループと
ブラスが鳴らすフレーズに耳が持って行かれる。
本作の中では地味めだが飽きのこないスルメソングである。
4.「Call Me」評価☆☆☆☆☆
穏やかな雰囲気のサウンドに切ないメロディーが
ヤバイぐらいに気持ちよすぎる一曲。
特にここでもギターのサウンドが極上で
ヴァース部、間奏にサビ前のドブロのようなフレーズと
どこをとっても言うことなしの大好物である。
全楽器がユニゾンを取るところなどもあり
音だけでも楽しめるのにイイ詞を繰り出す2MCで完璧。
5.「are sore kore」評価☆☆☆☆☆
ファーストインプレッションでは「Jam&Jam」と同じくらいキた一曲。
地味ながら中毒性のあるサビの「are sore kore」のフックと
一緒に歌っているかのようなドラムとのかけ合いや
毎度おなじみの心地よいギターのループと
シンプルなサウンドのリズム隊はギターのメロディーを
際立たせていて第一印象も素晴らしいが
飽きのこないサウンドでこの曲もスルメソング認定である。
6.「Party is…」評価☆☆☆
ファーストインプレッションは全然だったが
覚えやすいキャッチーなサビはコール&レスポンス必至だろう。
裏打ちしているギターのサウンドが鍵盤のようだが
全編で鳴っている鍵盤の音色がかなり心地よい
ディレイの掛かったサウンドのサウンドスケープが
他の収録曲とは一線を画する。
7.「Your Dance」評価☆☆☆☆☆
非常にアダルティーなサウンドで落ち着いた雰囲気と
抑制された2MC のラップが心地のよい一曲。
ワウペダル?を使用したギターのサウンドが
相変わらず気持ちよく間奏部は極上。
またドリーミィーなギターの音色と
スネアの乾いた音との対比が印象的
大好物なサウンドでオススメ。
8.「Jam&Jam」評価☆☆☆☆☆
この曲もアルバムに先駆けて配信されていた曲で
ファーストインプレッションから好印象なノれるグルーヴィーな一曲。
ファンキーさ全開で肉体的快楽の強さは今作品で随一である。
歯切れのよいラップと躍動感のあるギターのフレーズで
グイグイ登っていくヴァースとわかりやすいサビのフロウと
ポピュラリティをも獲得している名刺代わりになりうる良曲。
9.「Tuching the Sky feat.ルンヒャン」評価☆☆☆
福岡生まれのコリアン3世、シンガー”ソウル”ライターの
ルンヒャンを招いた本作はBonnie Pinkなんかが浮かぶ
一際ポップなメロディーが特徴的だが今作ではやや浮いた存在か。
それでも相変わらず心地よいギターは健在である。
10.「to you」評価☆☆☆☆
非常にリラックスした雰囲気の曲で
すぐそこで演奏されているような
生々しさを伴った質感の演奏陣に
優しい言葉を投げかけてくるラップに
心癒されること必至なバースデイ・ソングである。
11.「ライムにならない」評価☆☆☆☆
シンプルながらドラムのビートが心地よく
その上を漂うような音色のギターとフレーズが秀逸。
間奏部などはずっと聞いていられる心地よさだが
曲が短く、気持ちよくなった所で終わってしまうのが残念。
12.「W」評価☆☆☆☆☆
今度はウェディング・ソングの登場である。
軽々と情景を浮かべることが出来るリアルなリリックと
2MCの違いが非常に顕著でそれぞれのラップを堪能できる。
やはり演奏陣の心地よい音色とグルーブが
ラブ&ピースな雰囲気を何倍にも高めている
素晴らしいメロディーを抱えた良曲である。
13.「やっとけば」評価☆☆☆☆
メッセージ性の高い曲も多かった本作だが
最後はちょっとハズしたリラックスした曲で締め。
とは言ってもココでもリリックの面白さと
印象に残るフロウの数々でラップの楽しさを満喫。
安定感抜群の演奏陣はここでも心地よいサウンドを提供してくれて
なんとも幸せな気分で一枚を聞き終えることが出来、素晴らしい。
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