2017年の個人的ベストアルバム第17位は?
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2017年も残りわずかということで
私が今年聞いたアルバムを厳選してピックアップ
上位20枚の作品を勝手にランキングして
カウントダウンで紹介していきます。
今回は第17位の作品!
ぼくのりりっくのぼうよみ「Noah’s Ark」
発売日は2017年1月25日
評価は☆☆☆
今年2作目となる3rdアルバム「Fruits Decaying」を
11月22日にドロップしたばかりの”ぼくりり君”
ジャケットが滅茶苦茶カッコイイんですけど
そこのカッコよさでは今回紹介する2ndも
負けてないし、なにより聞いた頻度が段違いなので!
1.「Be Noble」 評価☆☆☆
鍵盤の上を浮遊するような電子音と
奥で蠢くように鳴りだすプログラミングされた
打楽器音が無機質で不安感を煽られるような音作り。
後ろでは色んな音なってるし、情報量過多だよ・・・
そのせいもあるのか最初は全然歌詞が入ってこないし
特にワンヴァース目はあまりいいとは思わなかった。
しかし、曲の中盤に差し掛かる頃には
ずっと同じフレーズを繰り返す鍵盤が凄みを
増してきて荘厳とさえいえる雰囲気になってくる。
不思議なことにリンクするように歌もシリアスというか
本気さみたいなものを帯び始めたところで絶頂を迎えることなく終了。
2.「shadow」 評価☆☆☆☆☆
一曲目と比べるとなんとも聞きやすいサウンドで
こいつは一聴したときからお気に入りにランクイン!
特にギミックもなく素直にいい曲だと思っていたのだが・・・
終始メインの歌の裏で誰かの声が付き纏っているじゃないか!
影だけに?ファーストインプレッションも良好で
中毒性も備えている素晴らしい曲、イチオシ。
3.「在り処」 評価☆☆
また不安感を煽るように淡々とフレーズを
繰りかえす鍵盤と浮遊する電子音である。
さらに歌詞もメロディーも結構暗い印象だ。
特に救いの手も差し伸べられず暗いままで終~了。
4.「予告編」 評価☆☆☆☆
前の曲が暗かったこともあり、救いのあるサウンドで幕開け
しかし、色気のあるギターと鍵盤の音づかいよ!
フレーズも気持ちいいしずっと聞いていられる。
彼ってまだ10代でしょ?歌詞も含めてだけど
信じられんわぁ~、仙人かよ!
5.「Water boarding-Noah’s Ark edition-」
評価☆☆☆
ストリングスが目立っていて
前の曲たちとは全然違うサウンドで
アルバム収録曲の中でも異質な存在。
暗転からの第二幕といった趣だが
この曲も全体的に張り詰めた
雰囲気で緊張を強いられる。
6.「Newspeak」 評価☆☆☆
2,4曲目と同じような心地よいサウンドではあるが
メロディーが暗くほのかに黄昏感があるか。
”半自動routine””溢れる哲学的ゾンビ”など
印象に残る言葉の数々が使われる歌詞は難解だが
歯切よくリリックをさばいていく歌が気持ちいい。
7.「noiseful world」 評価☆☆☆☆
安堵感と諦念が混在したようなメロディーが印象的な曲。
鳴っているサウンドもストリングスのせいもあるのか
フレーズも伸び伸びとしていてゆったりしている感じがある。
私的にはメロディーが大好物だったので高評価!
8.「liar」 評価☆
なんでしょう?、ぼくりり君がコレをやらなくてもいいんじゃない?
音、言葉の数が多くて疲れるしサウンドもアンダーグラウンドの
ディスり大好きHIPHOPみたいで全く好きになれない曲。
9.「Noah’s Ark」 評価☆☆☆
イントロのハープみたいな音が印象的だが
曲の前半はドラムの音と歌い方が前の曲を想起させ萎える。
全体的にはオープニングの「no noble」に近い印象が
強く、この曲も歌詞がかなり厳しめな言葉が並び
聞いた後は疲労感のようなものが・・・。
10.「after that」 評価☆☆☆
ノアの箱舟から新世界に降り立ったということなのか
サウンド、メロディー共に全然違ったものになっている。
歌詞もポジティブなものになっていて
最後に明るめの曲を持ってきたのは優しさなのかな?
好きな曲とそうではない曲の落差が激しかったわけだが
全体的に緊張感があるアルバムだったと思う。
曲によってはサウンド面もそうだったが
歌詞によるところが大きかったんじゃないだろうか。
長さの割りに疲れるのはこの作品のパワーのせいか、歳のせいか・・・。
エンターテイメントとしてはシリアスすぎるかなぁと、よって☆3つで!
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