2017年の個人的ベストアルバム第14位?は「BOOTLEG」
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2017年も残りわずかということで
今年のベストアルバムを個人的に選んでみました
今回紹介するのは第14位の作品です。
米津玄師「BOOTLEG」
発売日は2017年11月1日
評価は☆☆☆☆
1.「飛燕」評価☆☆☆
アコギ弾き語りでも通用しそうなメロディーと
ギターを主体としたサウンドは非常に聞きやすい。
後半のラララ~、ハンドクラップなど
次の曲への布石?を忍ばせるなどのしかけもあるが
メジャー進出後のこれまでのアルバムの中で
一番シンプルなオープニングナンバーだろう。
2.「LOSER」評価☆☆☆☆
イントロのジャリジャリした音色のギターは
グルーヴィーで気持ち良く
少し跳ねたドラムパターンと相まって
PVのように踊りたくなってくるサウンド。
しかし、すっげぇ言葉詰め込んでくるよね。
3.「ピースサイン」評価☆☆
イントロからバンプ臭が漂っているが
メロディーラインも・・・似てるよねぇ。
まぁ、これも非常に耳なじみのいい
聞きやすい曲であります。
PVに出てくるキャンバスは色使いのせいか
STONE ROSESのジャケットを連想させる。
4.「砂の惑星」評価☆☆☆
初音ミクのオリジナルVerは退廃した感じが凄かったが
Vo.が変わるだけで鳴っている音まで生々しく
聞こえてきて、全然印象が違うもんだ。
暗いメロディのリフを奏でるピアノと
ユニゾンするギターが目立つし普通にカッコイイ。
5.「Orion」評価☆☆☆
イントロの10秒くらいはロータリーがかかった様な音でカッコいいが
Vo.とともにストリングスが入ってきて(プチ)オーケストラのような様相に。
サビでのストリングスの鳴り方でThe Verveの名曲
「Bitter Sweet Shympony」を思い出したりしたが・・・
まぁ壮大なスケール感ではこの曲も負けてはいない。
6.「かいじゅうのマーチ」評価☆☆☆☆☆
どこか牧歌的な感じのある優しいメロディーがピースフルな一曲。
少しコーラスのかかったクリーンなギターのサウンドとフレーズが
Stone Rosesの1stを思い出させるが自分だけだろうか?
前の曲といい彼もUKロックが好きなのか、たまたまなのか?
何気にこのアルバム収録曲の中で一、二を争うお気に入り。
7.「Moonlight」評価☆☆☆
ゆったりしたスピードで割とシンプルな音像の一曲。
鍵盤の音色が美しいが、ズブズブと沈んでいくベースの音が印象に残る。
歌われるメロディーと歌詞の内容も暗く、総じてダークな印象が残る。
8.「春雷」評価☆☆☆☆☆
このアルバムを聴いたときに一番鮮烈な印象を持った曲。
イントロのキャッチーなメロディーで耳をわし掴み、
少し情緒も感じさせる単語が散りばめられた歌詞に
同調するような切迫感を感じさせるアッパーな曲調。
効果的に差し込まれる印象的な鍵盤の音色と
語感が気持ちいいヴァース部、耳なじみのいいサビでの
メロディーなど曲の各パーツが極めて高性能で
上手くまとまっている良曲。
9.「fogbound」評価☆☆☆☆
曲調はゆっくりとしていてメロディーはダークと
7曲目に通じるところがある”ハッキリ”しない曲。
池田イライザ参加曲で彼女の透明感溢れる声と
ボイスパーカッションのベースのように恐ろしく低い
エフェクトのかかった声が効果的に使われている。
歌詞の”メロドラマ~”という部分が
メロディーと相まって妙に印象に残る。
10.ナンバーナイン評価☆☆☆☆
この曲も輪郭がハッキリしない音像だが
南国でのバカンスといった雰囲気の楽器の音色で
ほんのり癒やし成分を注入し、リラックスした印象が強い。
特にギターと鍵盤の音色は心地よくて好みだった
そのせいか収録曲の中では割りと地味な曲だと思うが
何故か何度もリピートしてしまうスルメソングである。
11.「爱丽丝」評価☆☆
曲のタイトルは当て字でどうやら”アリス”と読むらしい
オリエンタルな旋律が印象的なロックナンバー。
全編でエグメのエフェクトがかかったギターが
躍動しているが印象的なメロディーとの相性がイマイチ。
12.「Nighthawks」評価☆☆
キャッチーなメロデーとギターのダウンピッキングで
刻まれるビートが気持ちいい縦ノリの曲である。
サビの高いところへ登っていくようなメロディーと高揚感を煽る
ギターの旋律がシンクロしていてV系バンドを彷彿とさせる。
聞きやすいがさらさらと流れていってしまい、やや淡白な印象だ。
13.「打上花火」評価☆☆☆☆
散々話題になった今年を代表する一曲のひとつ。
オリジナルの様な掛け合いがないのは
残念だが虫の声の演出が何気に良かった。
音像は贅肉を削ぎ落としたようなシンプルさで
後半のざわめくような残響音が寂しさを増幅し
打上花火・・・ドでかい線香花火といった雰囲気である。
14.灰色と青評価☆☆☆
この曲も菅田将暉との共演で話題になった曲である。
重心が歌へ大きく傾いているやや歪な構造だが
ニヒルなメロディーと2人のクールな歌で一曲持たせてしまった。
過去の作品のイメージが強く、あれ?こんなに聞きやすかった?
と首を傾げてしまう程、万人受けする曲が並んでいて
こちらの期待値を遥かに上回る完成度の高い作品でした。
マイナス要素を挙げるとやや長い・・・冗長な印象があった。
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