2017年個人的ベストアルバム第19位は?
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2017年の締めくくりに、今年よく聞いたアルバムから
20枚を厳選してレビューしていきます。
今回のレビューは19位の作品。
Suchmos「THE KIDS」
発売日は2017年1月25日
評価は☆☆☆
前作で注目され世間的にも期待値がもの凄く高かった今作だと
思うが総じて一筋縄でいかない曲が並び結構戸惑った。
以前インタビューで売れなきゃメジャーで勝負する
意味がない的な発言をしていた気がするが
歌詞や曲の端々に売れることへの抵抗を感じてしまった。
1.「A.G.I.T」 評価☆☆☆
新章の幕開けは意外にもファズみたいなエフェクトのかかったギター。
淡々と抑制されたメロディーと演奏が続き
突如ディストーションのかかったギターが鳴り出す
意外な展開になるがそのまま盛り上がることなく終了。
次はシングル曲だし、焦らしまくって次で盛り上げる作戦?
2.「STAY TUNE」 評価☆☆☆☆
CMでおなじみの曲で知名度は一番だろう
うねりまくるベース、気持ちよくリズムを刻むドラム
主張しすぎないが格好いいギター、鍵盤の音色が隠し味的で”キモ”
クールに見えて熱いYONCEのVoとらしさ全開のシングル曲だ。
しかし最後の濁ったギターはいらなかったのでは?
3.「PINK VIBES」 評価☆☆☆☆☆
歌メロのサビはわかりやすいが全体は割と淡々とした曲である。
控えめに鳴らせれるギターの程よいディストーション感と
今作の主役の鍵盤と鳴っている音が抜群に良い。
特に間奏部の鍵盤は音色も演奏も最高だ。
このアルバムの中では文句なしにおすすめできる一曲。
4.「TOBACCO」 評価☆☆☆☆
気持ちのいいサウンドで前作の曲に近い
手触りだが辛辣な歌詞がひっかかる。
この曲も主役は鍵盤でフレーズは耳に残るし音色もいい
時折入るスクラッチがアクセントになっているし
ギターの入れ具合がいい塩梅でサウンド面は素晴らしい。
5.「SNOOZE」 評価☆☆☆
なかなかオドロオドロしいイントロでスタート
90年代のオルタナ世代には懐かしい音では?
私はAlice In Chainsを思い出しました。
曲全体もらしくない不穏で緊張感のある雰囲気で
サビで鳴らされる音がどいつもこいつもうるさいw
6.「DUMBO」 評価☆
この曲も歌詞に辛辣なフレーズがでてくる
ディストーションのかかったギターの音色で
つまらないギタープレーが延々と続く・・・
あまりにもらしくない曲だが”プロ”へのあてつけ?
やる方も聞く方もフラストレーションでまくりの曲なんでは?
7.「INTERLUDE S.G.S.4」
恒例のインスト曲、音は気持ちいいけどさぁ・・・長くない?
8.「MINT」 評価☆☆☆☆
イントロから気持ちのいい色気のある曲で流石のシングル
前作が好きだった人なら間違いない曲でしょう。
執拗に同じフレーズを繰り返すギターが耳に残るし
間奏部のギラッギラな音色と今作はギターが主役。
意外と珍しくベースが弾きすぎてないんじゃ?
9.「SEAWEED」 評価☆☆
刻むドラムにカッティングとお得意のパターンかと思いきや
ディストーションばりばりのノイジーなギターを被せてくる。
今作で時折入るメタル、ヘビィなロック臭はなんなんだろ。
少々退屈で集中力がもたない・・・
10.「ARE WE ALONE」 評価☆☆☆
ビーチが似合いそうなキラッキラのイントロでスタート
気持ちのいい鍵盤にギターのワウ?が気持ちいい。
いい感じに力の抜けた曲でこのまま最後まで行くと
思いきや、ここでも低音弦のギタープレイが突如なりだす・・・
11.「BODY」 評価☆☆☆
最後の最後にらしい曲をもってくる
タメを効かせた演奏が気持ちいい。
やっとギターがおとなしくしているが
鍵盤が珍しく軽やかではなく低音を
鳴らしているので曲全体は重く暗い印象だ。
あえてなのだろうけど求められてるところを外してる感じがして残念だったが
すごく好意的に捉えるならば凄くライブ感のある作品なのだと思う。
ライブでならギターの音がうんぬんも気にならないのでね。
しかし私がはじめてSuchmosを聞く人におすすめするなら
前作「THE BAY」をすすめてしまうな。
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