ラブ・サイケデリコは「昼顔」だけじゃないCMタイアップやおすすめの曲 | D2通信

ラブ・サイケデリコは「昼顔」だけじゃないCMタイアップやおすすめの曲

Sponsord Link


先週末に公開された映画「昼顔」

フジテレビがごり押ししているせいか

ドラマを見ていなかったにもかかわらず

もはや演じるというより役に憑依されているのでは

と噂される上戸彩の演技が気になっていたりします

主題歌はLOVE PSYCHEDELICO(ラブ・サイケデリコ)が担当

久しぶりに表舞台に出てきたなぁと懐かしくなったので

嬉しくなり沢山いい曲があるので紹介したいと思います

Sponsord Link





「Place Of Love」映画のために書き下ろした新曲、ん~愛の場所かぁ・・・

不穏なストリングスでイントロで始まるも最近のデリコ印サウンドを聞くことができる

こういう悲しげで儚いメロディー得意ですよね~、エンドロールでは余韻に浸れそう

 

さらっと略歴やエピソード(敬称略)

・1976年生まれのKUMIと1973年生まれのNAOKIの二人組ユニット

・KUMIは帰国子女(2歳から7歳までサンフランシスコに)

・KUMIのギターを弾きながら歌うスタイルはボブ・ディランの影響

・はじめて手にしたギターは1991年製のオベーション・コレクターズ・エディション

・NAOKIは青学のヴァン・ヘイレンと呼ばれていたとか

・NAOKIのライブ中に行うビールを飲むパフォーマンスは見せ場のひとつ?

・青山学院大学の音楽サークルで1997年に結成(結成時はバンドだった)

・2000年にメジャーデビュー、アルバムは160万枚のヒット

・このデビュー作はデモテープのつもりで作っていたものらしい

・英語詞が多いせいかアジア圏(香港、上海、台湾など)では絶大な人気があるらしい

・活動歴の割にリリースペースがゆったりで作品の数は多くない(シングル14枚、アルバムは6枚)

・2005年からはプライベートスタジオを所有、以降レコーディング作業はここで行われている

・2008年には既発曲をリマスタリングした編集盤で全米デビュー

・KUMIは2010年に一般男性と結婚したことを公式HPで発表

 

映画やドラマ、CMタイアップ

 

映画作品のタイアップ

2004年の「ホテルビーナス」

日本映画なのに全編で韓国語という変わった作品

主演は草彅剛、作中ではタップダンスを披露しているらしい

作中では3枚目のアルバムから2曲が使われている

「Everybody Needs Somebody」、「Neverland」

 

2009年「天使の恋」原作はケータイ小説で佐々木希の初主演作

この作品では3曲が使用されている

「Waltz」、「Here I Am」、「Beautiful Days」

 2012年「自縄自縛の女」竹中直人が監督した官能作品

「No Reason」

2012年「任侠ヘルパー」フジ系ドラマの映画化

監督は「昼顔」西谷弘、主演は草彅剛

「Beautiful World」

 

TVドラマタイアップ

 

フジ系「ハコイリムスメ」エンディングテーマ

8枚目のシングルで3枚目のアルバムにも収録された

「My Last Fight」

フジ系「絶対零度~特殊犯罪潜入捜査~」

この刑事ドラマの主演も上戸彩だったんですね

セカンドシーズンも含めると3曲が使われている 

「Shadow Behind」、「It’s You」「Dry Town~Theme of Zero~」

 

ドラマ以外のTV作品

「Help!」ビートルズのカバー NHK「英語でしゃべらナイト」オープニングテーマ

「Freedom」NHK-BS1「MLBアメリカ大リーグ中継」のイメージソング

日テレ系「週末のシンデレラ 世界弾丸トラベラー」テーマソング

中部日本放送「赤道大紀行」では3曲がエントリー

「Carnation」アフリカ横断篇 テーマソング

「I Saw You In The Rainbow」三部作テーマソング

「Bring Down The Orion」最終章テーマソング

「This Way」TBS系「A-Studio」テーマソングとしてが起用されている

 

CMタイアップ

 

調べて驚いたが思った以上に沢山あるので羅列

「LADY MADONA~憂鬱なるスパイダー~」Right OnのCMソング

「YOUR SONG」はSEIKOの時計「ルキア」

「Free World」大塚製薬の「ポカリスエット」

「Mind Across The Universe」携帯電話「FOMA P9301ⅰ」

「Silver Dust Lane」グリコ「ウォータリング・キスミントガム」

10枚目のシングル「Right Now」の2曲目

「Brown_eyed Joe」もグリコ「ウォータリング・キスミントガム」

「Aha!(All We Want)」携帯電話「FOMA P904ⅰ」

「7Days」こちらも携帯電話「FOMA P902iS」のリズム・シンクロ篇

「Rain」はい、またまた携帯電話「FOMA P903ⅸ」

9枚目のシングル「Fantasic World」も携帯電話「FOMA P901ⅰ」

10枚目のシングル「Right Now」も同じく携帯電話「FOMA P901iS」

「Calling You」ミスタードーナツ

「Good To Me」JVC「everio」

「C’mon It’s My Life」GOODYEAR

ジャックスCMソングが4曲

「Shining On」6枚目のアルバムに収録

「Love Is All Around」ダウンロード配信

「Good Times,Bad Times」2015年の編集盤「BESTⅡ」に収録

「This Moment」ダウンロード配信

 

おすすめの曲

 

聞いてもらえばわかるとおり流行りとは少し距離をおいた

エバーグリーンな作風、歌詞は英語と日本語が混在している

やや英語詞の比重が高いか、基本は60,70’sのロック

どこかで聞いた気がする懐かしさや暑苦しくない女性ヴォーカルの

おかげか流していても作業の邪魔にならないので

BGMとしても優秀、良質な佳曲が多いの抜粋して紹介

 

まずはデビューアルバム2001年発表の「THE GREATEST HITS」

短いスパンでリリースされたシングルが3枚並ぶ構成にもやられ

個人的にも一番聞いたアルバムで多分一般的な人気、認知度も高い

この頃はメディアの露出も少なくどんな人たちがやっているのかわからなかった

しかしデビューアルバムから「THE GREATEST HITS」ってセンスあるなぁ

アイコン的なキャラクター「デリコちゃん」を配したアルバム・ジャケットも秀逸

 

「LADY MADONA~憂鬱なるスパイダー~」CMソング

この曲でデビュー、ファースト・シングルでアルバムでも冒頭を飾る

久しぶりに聞いてみたらKUMIの声が最近の作品と比べると

エラく固いというかトガッている印象、サウンドもまさに

レトロフューチャーでタイムスリップしてきた音楽のようで素晴らしい



「YOUR SONG」CMソング

彼女らの曲をアコギ弾き語りで歌うと言ったらこの曲かなというほどの代表曲

歌詞もよく聞かないと英語に聞こえたし、流行り(この頃TK全盛期)とは

関係ない音楽性もあり日本のバンドだとは思わなかった、2ndシングル

「LAST SMILE」

一歩間違えると陰鬱の領域に入りそうな気怠い雰囲気が漂う曲

英語と日本語がバランスよく配置された歌詞が秀逸でこの曲も人気がある

3rdシングル、この後発売されたアルバムは本当に待望の作品だった

「I Miss You」

当時は上記のシングル群にも匹敵する完成度を誇ると思っていたが

聴き直してみるとやや淡泊すぎるか、しかし美しいメロディー

気怠い雰囲気とデリコらしさ溢れる曲、歪んだギターの音色が素晴らしい

「These Days」

ファーストインプレッションは地味だが、じわじわくるスルメソング

レイドバックしたギターが心地よい、野外で聞きたい1曲

アルバムの最後に入っている「A Day For You」も

同じくリラックスして聴け野外が似合う

 

前作からほぼ1年後に発表された2作目

「LOVE PSYCHEDELIC ORCHESTRA」

アルバムタイトルがバンドの名前だったが

長すぎるとPsychedelic+”O”で今の名前に

充実した内容だった前作をも上回る仕上がり

再び「デリコちゃん」使用のジャケットも格好よい

 

「Standing Bird」

名曲然としたイントロで堂々とした風格さえある1曲

ライブではこのイントロが流れただけでもアガル

区切り?歯切れ?のよいボーカルや

エフェクトのかかったコーラスが新鮮

「Free World」CMソング、4枚目のシングル

イントロのギタープレイが滅茶苦茶カッコイイ、ストーンズを連想する曲

音源ではグルーブ感はあまりないが、ライブではもちろんヤバイ

上がらずに下がる感じのサビの展開もひねくれていて良い

「I Will Be With You」5枚目のシングル

何度も使ってしまう表現だが気怠さと美しさが同居する得意のデリコ印

ファーストインプレッションも悪くなくかつスルメという

恐るべき仕様、サビの美しさは歴代でも屈指の出来

「Days Of Days Over You」

多重コーラスで幕開けという珍しい展開

優しいメロディーやレイドバックした演奏といい

ラブ&ピースな1曲だがスルメソングまであと一歩

「Waltz」映画タイアップ

シンプルなギターで紡がれていく美しい曲

サビでのバンジョーだかマンドリンだかの音色が

今までの曲と違った彩りを加えている

 

2004年発表の3rdアルバム

「LOVE PSYCHEDELICOⅢ」

1stと2ndは地続きの印象があったが

ロックサウンドの比重が増したサウンドで

デリコ第2章のはじまりと呼んでもいい作品

これはこれで好きだが、ジャケットからも

「デリコちゃん」がいなくなってしまった

Everybody Needs Somebody」映画タイアップ

ストーンズぽいリフではじまるイントロから貫禄十分

弾きすぎない叩きすぎない音数の少ない演奏がカッコイイ

この曲調で女性ヴォーカルってのがまた堪らない

ブラッシングやソロのスライドとギターも王道のサウンド

「My Last Fight」TVタイアップ、8枚目のシングル

きちんと聞こえる日本語が目立つ歌詞が新鮮で

気怠さがなくなった曲調といい変わったなーという印象

曲はアコギが牽引するパターンでシンプルな演奏

サビでの歌メロの美しさは相変わらず美しい

弾き語りでも十分に楽しめる良曲だが

スルメソングではないのが少し残念

「I am Waiting for You」7枚目のシングル

このアルバム随一の美しい曲にしてスルメソング

優しいメロディーに少し歪みのある音色で

繰り返されるリフ?が病みつきになる1曲

「Fleeing Star」

ファズ?の効いたギターが控えめに吼えている

ファンキーとは呼べないが黒さのあるロックサウンド

コッテリ系が好きな人にはおすすめしないがドライブに最適な1曲

「裸の王様」6枚目のシングル

ほぼ日本語だけの歌詞が斬新な1曲

サウンドは揺れるギターが効果的に使われ

憂いのあるメロディーと良曲だがアウトロがやや長い

「Neverland」映画の挿入歌

イントロが長くインスト曲かと思ってしまう、全英語詞

イントロとアウトロのギターの響きが悲しげな憂いのある曲調

静かに盛り上がっていく曲の後半部の展開がカッコイイ

夜の海辺などのシチュエーションで聴いたらハマりそうな1曲である

 

2007年発表4枚目のアルバム

「GOLDEN GRAPEFRUIT」

アルバムタイトルはプライベートスタジオから名づけられている

デジタルサウンドなどの新機軸を取り入れた気合の入った一枚

ビートルズの「Help!」の名カバーも収録



「Freedom」

アルバムの幕開けをかざるのはご機嫌なロックナンバー

お決まりの弾かないギターがまさにフリーダムでかっこいい

歌のフックもバッチリでドライブで聞きたい気持ちのいい1曲

「Rain」

気怠さは殆どなく憂いも少な目、レイドバックしたサウンドで

曲のタイトルと違ってカラッとした印象

サビのメロディーは相変わらず美しい良曲

「I Saw You in the Rainbow」

優しいメロディーにこれまたレイドバックしたサウンドで

そりゃあハンドクラップも自然にはいってしまうだろうと思う

気持ちのいい曲、この曲も後ろの方で鳴っている音が凝っているか

 

2010年発表の5枚目のアルバム

「ABBOT KINNEY」

色々な人にカバーされまくっているCCRの名曲

「Have You Ever Seen The Rain?」を収録



「Here I Am」

アルバム制作前にアメリカに行っていたことと関係するのだろうか、音が乾いている

曲自体は非常にシンプルな構造でメロディーもフックが弱いか

だがじっくり聞くと丁寧な印象で後ろの方で鳴っている音

(スライドやチープな音色のキーボード)がいい、曲の長さもチョウドイイ

「Beautiful Days」

イントロからギターの音色が牧歌的で可愛らしい印象の曲

歌メロが非常に映える曲で後半にさらに盛り上がりがあり◎

 「Shadow Behind」

ほどよくドライブのかかったギターサウンドで

幕を開けるミドルテンポのロックチューン

曲の雰囲気も明るめでこの曲もカラッとしている

「Secret Crush」

アルバム中でも他の曲と雰囲気が違い異彩を放っている曲

シリアスな響きのギター前面に出ているせいか硬派な印象の演奏だが

パーカッションやワウ・ギターなど地味だが聞き所が多いスルメソング

「Bring Down the Orion」

威圧感のあるイントロや途中結構バリバリと弾いてるにもかかわらず

今までで一番優しいじゃないかと思うくらいに癒されるメロディー

時折聞こえてくるビートルズ風のサウンドと懐の広い1曲

地味だがこの曲もスルメソング

 

2013年に発表の6枚目のアルバム

「IN THIS BEAUTIFUL WORLD」



「Calling You」

筋トレしすぎじゃないと思うほどパワフルになったバンド然としたサウンドに

フックが効いた歌メロととにかく力強くサビでの高揚感がハンパない

パーカッションやハンドクラップもいいスパイスになっている

「Beautiful World」

歌詞も暗くせつないが演奏の方も

イントロから暗い、暗めのコード進行が続き

サビで切ない必殺のメロディーを繰り出してくる

「昼顔」の曲からストリングスを引いたらこんな雰囲気になるんでは



「It’s You」13枚目のシングル

2曲めの「Calling You」と双子かと思うほどよく似た

キャッチーでアガル曲だが、こちらのほうがドラマチックで

若干憂い成分が多めか

「Dry Town~Theme of Zero~」TVタイアップ

この曲は12枚目のシングルで6枚目のアルバムに収録されているが

2枚目のアルバム収録曲のリテイク

ビートルズが発明した?テープ逆回転サウンドではじまるイントロ

暗めのコード進行で進むアコギを中心としたサウンドに

得意の気怠く憂いのあるメロディーが乗るデリコらしい曲

リテイクで気になった点

・イントロが(長くなり少々大げさ)ドラマチックにアレンジされている

・リテイクの定番、ストリングスの導入

・サウンドにあわせてか歌も後半部では歌い上げる

 「Favorite Moment」

名前を伏せて聴いたらテイラー・スウィフトかと

思うほど軽快で明るい、らしくないナンバー

素直に新鮮で気持ちのいい曲

アンコールとかライブの最後で聞きたいなぁ

 

2017年7月5日にはNewアルバム「LOVE YOUR LOVE」が発売される

もちろん「昼顔」で使われている曲も収録、初回限定盤ではデモ・トラックを

聞くことが出来るようだ、他にもCMタイアップのダウンロード配信の曲も収録



アルバムタイトルから察するに”LOVE”がテーマなんだろう

上の曲はアルバムの冒頭を飾る曲

どんな愛が詰まった作品なのか楽しみ


Sponsord Link

この記事へのコメント

D2通信 TOP » エンタメ, 音楽 » ラブ・サイケデリコは「昼顔」だけじゃないCMタイアップやおすすめの曲